たんぼの生き物調査(豊岡)

 子供達を連れて豊岡市コウノトリの郷公園に来ています。コープ自然派*1のイベント*2で,たんぼの生き物調査という企画が目に付き,はるばる車で4時間くらいかけてやってきた次第です。

 夏真っ盛りの直射が照りつける中,長男,次男,僕の3人で参加しました。半袖半パンサンダル履きで,コウノトリ米を栽培している田圃の水路に入り,そこにいる生き物を捕獲していきます。さすがに田圃に入る経験がなく,川遊びなどもなかなかさせられていなかったせいか,子供達は水路に飛び込まず,畦や渡しの橋からたも網をつっこむ程度でした*3。それでも,完全に非日常経験で,長男は楽しかったようです。次男は思うに任せない網での捕獲作業にイライラしていましたが,一緒にしてあげると何とか愉しんでいたよう。カエルが元気よく逃げ回るのに僕が振り回されていると,笑っていました。それにしても,いるわいるわ,ってかんじでたくさんとれました*4。写真は,1時間ほどみんなで協力して採集した生き物をより分けて,展示しているところ。このあと,みんな水路に戻してあげました*5。JAのお兄さんの話は大人でも面白くて,結構ためになりました。次回も自然系の企画があったら是非参加したいなと思った一日でした。

 ちなみに,イベント会場近くには,コウノトリの人工巣塔があります。公園内にあるコウノトリの餌場には,決まった時間に生きた魚が放流され,コウノトリや近くで待ちかまえていたアオサギ,トンビなどがどっと押し寄せて,盛大な食事タイムになります。人工巣塔で暮らしていると思われる1羽も悠然と飛んできて,田圃でピチピチはねている鯵*6を補食して,満足そうにしていました。コウノトリを生で見るのは初めてでしたが,羽を広げて飛ぶととても大きいです。白黒赤のコントラストが美しく,「日本人が思い浮かべる鶴のイメージは,本物の鶴よりもむしろコウノトリに近い」なんてご当地的伝承を聞いても,思わず納得してしまうくらいきれいな姿でした。
 みなさまも一度兵庫豊岡へおこしくださいませ。

*1:家で取っている個別宅配

*2:たぶん,生協と豊岡JA青年部の人たちとの共催

*3:ドボンと抵抗無く飛び込んだ僕がちょっと浮いたくらい。手伝いに来てくれていた地元の農家のおじいさん曰く,最近は参加する子供達がおとなしいわい,とのこと。

*4:カエル,トンボ,ドジョウ,ヤゴ,ゲンゴロウ,タイコウチ,クモ,モツゴ,タニシ,アメンボ,バッタ,ヒルなどなど,,,。

*5:ザリガニを除く

*6:淡水の田圃にアジがはねているっていう図がすごいわけではありますが。