弁護人の立ち位置

弁護士の男性は、福岡地裁小倉支部で公判中の被告から「刑務官にけがをさせられた」と連絡を受け、被告が収容されている小倉拘置支所で接見し、持ち込んだ携帯電話で顔を撮影した。撮影を見ていた刑務官に待合室への同行を求められ、30分にわたり画像消去を求められたという。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120406/trl12040614220003-n1.htm

携帯電話やカメラは必要があれば接見室に持ち込み、必要があれば撮影もするのが、多くの弁護士だと思っています。
任意に事務室についていく必要もありませんが、仮に同行したとしても画像の存在を含む弁護士としての事件記録の内容を知らせてやる必要なんてありませんし、ましてや消去に応じるのは考え難いです*1
施設管理権というのは、それほど無限定で絶対的なものではないはず。
なお、管理者がことを起こすというなら、接見交通権侵害で戦う覚悟が必要ですが、日弁連や単位会が助けてくれることは期待できません。こういうところは、「スジ」のいい事件を選んで動かざるを得ないんで。
かくして、自分の身は自分で守るべきです。
国家権力と一人で対峙する、職業的な存在意義を思い出す話ですよね。
その準備ができていない間は、弁護士待合室にご丁寧にも設置していただいているロッカーにあなたの武器を差し出してからおとなしく接見することになります。

*1:必要があると考えて証拠保全したのであれば、当然です

サクラの季節

そろそろ芦屋市も開花です。4月なので、ブログとホームページを一新しようと思う春です。
今日は東日本も春の嵐とか。関西も朝から雨模様で、外出さえなければ、こういう天気が嫌いではない私としては先週までのインフルエンザ禍で遅れに遅れた仕事を進めていきたいところです。

弁護士会図書室にて

弁護士会の図書室で打ち合わせの合間に調べもの。静かな図書室は大好きな空間です。
開架の雑誌コーナーで目を引いたのは、銀行法務21の特集「旅館、ホテル再生の法と実務」。学生時代から、こういった方面の仕事に興味はあるんですけど*1、町弁しているとなかなかそのような機会には恵まれません。
後学のために、メモメモ。。。

*1:小さな、地方の遊園地や動物園の寂れっぷりやつぶれ方を見ていて、何とかできないのか、と思うことが多数ありました。

芦屋のカメさん

亀です。分かりにくいですが、こやつは仰向けに壁に寄りかかって寝ております。心配事がなさそうで羨ましいです。事務所のマスコットにしようかなあ。でもなんか「神田のカメさん法律事務所*1http://www.kamesan-law.com/ と被りそうですね。やっぱり、やめときます。

*1:ホームページのキャッチは「ヲタク弁護士、見参」だそうです

癒しのカメさん

爬虫類の超然とした佇まいって、癒されますよね。甲羅干ししながら寝てる我が家のカメさん、いつもありがとうございます。
寒いので、保温用のライトがついているときしか出てきてくれません。消したらすぐに憮然とした顔つきで水に入ってました。そんなツンデレ*1なところも気に入っています。

*1:デレがないか

年頭のご挨拶

今年もよろしくお願いいたします。
昨年は東日本大震災をはじめ、たくさんの出来事で翻弄された激動の一年でした。今年は混迷の中から進むべき道を見つけ、そこを目指して頑張る、そんな一年になってもらいたいです。
皆様にとって、意義ある年になりますよう。
長城紀道