広島の女児殺人事件

この事件,逮捕の一報が流れました。
まだ,認否の状況など一切の事情が分からないので,身柄拘束された外国籍の被疑者が犯人かどうかは判断できません。しかし,誰が犯人であれ事件において子供が被害にあったことは,ほぼ間違いありません(腕などで頚部を圧迫した痕があったという報道などからの判断ですが)。犯罪の被害は弱者に対して向けられがちですが,特にそれが子供だった場合,いたたまれない思いになります。本人や親の心の傷は他人では想像も付かないほど重いものでしょう。「犯人が大人である場合,子供の現在を傷つけ,未来をつみ取ることに躊躇はないのでしょうか。」「過失犯だったとすれば,結果に対して悔悟はないのでしょうか。」「自分もかつて子供であったことは,頭の片隅にあったのでしょうか。」雑談で刑事事件もやっているというと,よく聞かれます。子供が被害者になるケースも多々見てきていますが,犯人とされた人の本音にこのような心の動きがあったかどうか,自信はありません。反省が表面的かどうか見抜くことは難しいです。景気は良くなってきているようですが,社会はまだまだ不安だらけです。