父と娘の法入門

僕が大学時代にお世話になった大村敦史教授が最近本を出されていましたので紹介します。僕は不真面目な学生だったので,先生の講義やゼミでのお話を十分に当時消化していたとは思っていませんが,先生は常に法解釈を実際の社会的な事象と関連づけることを心がけられ,学生ともその観点から対話していたように記憶しています。そのような広い事象と法解釈を関連づける視点,対話の姿勢が本書の企画そのものに顕れているように感じました。
父と娘の法入門 (岩波ジュニア新書 (519))
因みに,先生はすでに基本民法という民法教科書3部作を世に出されており,家族法,消費者法という分野でも優れた書籍を執筆されております。事務所にもちゃんと備え置く予定です。