司法占領

3年くらい前の本ですが,読んで背筋が寒くなりました。私は東京以外で弁護士していますが,同期や同窓の弁護士らから聞くところでは単に絵空事としてすまされない空恐ろしい将来を描いている可能性があります。この作品から漂ってくる危機感覚が,同業者の間に共有されいるのか,心配してるところです。日弁連*1には問題意識はないんでしょうか。

司法占領

*1:日本弁護士連合会。弁護士業は,医師会への登録が必要ない医師業などとは違い,資格を有することの他に弁護士会への登録が必要です。その登録は,各事務所所在地を管轄する単位弁護士会(東京,北海道を除いて,各府県単位に設置されている)と日弁連に対してする必要があります。個々の弁護士から見ると,「高い会費を毎月払っているので業界団体としての活動も!」と期待はするのですが,どうしても弁護士という職能の性格ゆえか,他人のことばかりで自己犠牲指向が強いようです