ロシア女性殺人

 数十年前から比べて,国際化は相当進んだように思います。街にはたくさんの外国の方が歩いており,いろいろな人がいろいろな職種で働いています*1*2*3。そんな折,ロシアの女性がストーカー殺人被害に遭ったという事件の報に接しました。ロシアの方と言えば,新潟,小樽などに船でやってくるイメージを思い浮かべるのですが*4,神戸にもおられます。外国に自分の未来を夢見てやってこられて,一生懸命働いていたのに,犯罪被害で命を落とした若者に対し哀悼の念を禁じ得ません。

ロシア女性殺人「言い寄られ困っている」(神戸新聞2006/08/17)

 神戸市中央区のキャバレーで十六日夜、ロシア人の女性ダンサー、シェリェパノヴァ・アナスタシーアさん(22)が刺殺された事件で、ナイフで刺した男は店の常連客で、アナスタシーアさんは同僚のダンサーらに「(男に)言い寄られて困っている」と相談していたことが十七日、生田署の調べで分かった。調べでは、男は同区内に住む四十七歳とみられ、接客を受けている際にアナスタシーアさんを刺したらしい。刺されたとき、アナスタシーアさんは「ごめんなさい」と何度も謝っていたという。男は自分の腹も刺し、重体。同署は二人の間に何らかのトラブルがあったとみて、男の回復を待って事情を聴く。

*1:例えば,神戸ではケミカルシューズの製造販売が盛んですが,ここでの労働者としては中国,ベトナム,韓国,北朝鮮と様々な国籍を持つ人が働いているようです

*2:また,JR神戸線元町駅南側に広がる南京町をはじめとして中国人街もあります

*3:僕が国選刑事弁護で担当した外国人も,中国,韓国,ベトナム,コロンビア,と多彩です

*4:古すぎるでしょうか。ちなみに大学時代の第2外国語はロシア語だったりしますが