取り扱う事件について

 タウンページを見ていて気がつきました。取扱事件を書いている弁護士さんは多いです。が、これ、いざ自分の取扱事件を書こうと思うと意外と困ります。東京や大阪の専門的に特化した事務所ならいざ知らず、地方の弁護士の場合は、多少の傾向はあるにせよ、「これはやる」「これはやらない」ということはあまりありません*1。どんな相談でもできる限り対応しています*2
 タウンページを利用するお客さん的には、広告に取扱分野が書いてあれば便利だろうな、とは思うのですが、僕としてあえて絞り込むということが難しかったので、タウンページの原稿には取扱分野の記載はしませんでした*3。なお、利害関係などが原因で取り扱えない事件、時間的地理的に取扱が難しいと考えた事件については、別の記事に記載しましたので、そちらをご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/norimichitor/20070301
http://d.hatena.ne.jp/norimichitor/20070228
 結論として、、、取扱分野は特に限定なしですが、それぞれの分野ごとの経験度、助言できる内容には程度の差がありますので、相談の予約をされる際にご確認ください。あまり経験の無い分野等であれば、その旨あらかじめお伝えいたしますし、その上で「別の弁護士に相談する」という選択をされてもまったく問題ありません。

*1:自分の信念とか利害関係とかによって、取り扱えない事件というのは出てくると思うのですが

*2:もちろん、「それは弁護士よりも税理士さんに相談したほうがいいですね」とかいうことはあります。また、経験の薄い分野では「私はその手の事件はあまりたくさん手がけておりません」とお断りして相談に入り、最終的に相談者が別の弁護士さんを探されるということはありますが、それでもせっかく来ていただいたので、提供できるだけの情報は差し上げるように努力しています

*3:民事、刑事、その他一般、などとすることはできたのでしょうが、その程度なら書かなくても同じかな、という結論に達しました