取扱の多い案件

当事務所で多数取り扱っている分野,得意な分野というのは例えば次のような分野です。これら以外にも当然多くの種類の相談を受け,事件処理しておりますが,相談の数が多いという意味でご参考にして頂ければと思います。

交通事故事件

 得意分野は何ですか?とよく聞かれます。そのときは、「交通事故事件です」と答えることが多いです。
 トアロード法律事務所が交通事故事件を多数取り扱っていたこともあり、ここで修行した私は、交通事故事件を多数取り扱いました。いわゆる被害者側、加害者側、両方の立場から多くの事件を経験しています。トアロード法律事務所当時のご縁で、交通春秋社が発行する「交通事故判例速報」にも年に何度か判例紹介の文章を書かせて頂いていますので、それなりに研究もしているつもりです。
 取り扱えない事件(  http://d.hatena.ne.jp/norimichitor/20070301 )の項でご説明している問題さえなければ、交通事故についてのご相談には適切なアドバイスを差し上げることが出来ると思っております。

少年事件

 弁護士登録後、興味を持って取り組んできた事件としては、少年事件があります。
 大学で刑事訴訟法のゼミに在籍したことから、刑事法は好きな分野なのですが、その中でも少年法分野は関心を持っているところです。法理論的な問題もさることながら、生の人間との接触、それもいわゆる「できあがっちゃった」大人*1ではなく、多様な変化の可能性を秘めている「少年」*2たちとの接触にやりがいと難しさを感じています。
 少年事件についてご相談頂いた場合、手続の流れや、どのような考えに基づいて運営されているか、どのような心構えで関係者と接触し、手続の進行に応じてどのような準備をすればいいかなど、多様な観点からアドバイスを差し上げることが出来ます。

債務整理事件

 ひと頃より景気が良くなったとは行っても、未だに多重債務問題は解消しません。むしろ、景気回復の呼び声と自分を取り巻く負債の状況にギャップを感じ、焦燥感を覚えている方も多数おられるようです。
 債務整理は金融業者とのシビアな交渉であり、多数の判例や法知識を総動員して依頼者に有利かつ適切な内容で合意することを目的とします。私の方針としては、業者の対応などによって合意の成立が困難な場合には躊躇なく訴訟提起をおすすめすることが特徴です。なお、費用の点を心配される方も多いですが、交渉についての着手金を頂いている場合、訴訟提起について別途の着手金を頂くことはしておりません*3から,交渉方法によって負担の軽重が大きく異なるという訳ではありません。
 債務整理等の負債問題についてご相談頂ければ,債務整理のみならず他の倒産処理法*4などと比較しつつ,相談者との会話の中から適切な処理方針をお示しすることが出来ます。

離婚事件

 特に,2月に独立してから離婚問題での相談が増えました。プライベートでのトラブルとしては,筆頭にあげられるような典型的問題ということができます。しかし,離婚問題にも諸相があり,相談者が夫なのか妻なのか,子供がいるか,別居しているか,生活費のやりとりはあるのか,離婚したいという理由は何か,など考慮すべき要素は多数に登ります。
 離婚問題についてご相談頂ければ,裁判例などを参考にしながら,現実的な助言や指導を差し上げることが出来ると思います。ただ,あくまで冷静な第三者としての関わりを基本としておりますので,依頼者にとって有利ではない点があれば,なるべく率直に申し上げるようにしています。

*1:もちろん、大人だって変われますが。

*2:講学上「可塑性がある」という言葉で表現します

*3:実費として印紙代郵券代程度はご負担頂きますが、これも相手方から回収できる場合があります。

*4:例えば,民事再生,破産