よくわからないコメント

 ものすごく強気な報道発表で本人を強力に擁護するかと思いきや、急に解雇らしいです*1。しかし、解雇の説明もなんだかよく分からないですね。

羽賀研二:事務所に解雇される
 恐喝未遂罪で起訴されたタレントの羽賀研二(本名・当真=とうま=美喜男)被告(45)が、所属事務所「東京シックスプロダクション」を23日付で解雇された。同事務所がマスコミ各社にファクスで発表。「一連の警察の逮捕及び、起訴に至るまでの経過に関して、憤りは感じています」とした上で、「容疑が確定し、起訴となった以上、今後は司法に任せ、本人、当真美喜男自身が裁判によって真実を証していき、無罪放免となることを信じ、静観致します」と説明した。(中略)同事務所は羽賀被告の逮捕後に「弁護士立ち会いのもとに解決した事柄が、なぜ恐喝で逮捕になるのか」というコメントを発表し、大阪府警に抗議する意向を示していた。  スポーツニッポン 2007年7月24日

「容疑が確定し、起訴となった以上」

 起訴されると、多くの人は「この人やったんだ」と思われるようです。起訴の報道で「決まっちゃった」感が流れるんでしょうね。容疑が確定する=犯罪の証明がなされる、のは、本来刑事裁判の結果が確定するときなのですが、一般にはそのようには理解されていません。

「本人自身が裁判によって真実を証していき、無罪放免となる」

 容疑をもたれた人は自らその潔白を証明しなければならない、という発想でしょうね。このような考え方を裁判員の人たちがしなければいいな、と思います。

*1:報道内容の真偽はもちろんわからないのですが、一応の事実であると仮定しての感想です