半年経ちました(簡単な,まとめと課題と展望)

 開業から約半年経ちました。早いものですが,相談者・依頼者・このブログを読んでくださっている方々に支えられ,ここまで大過なく事務所を続けることが出来ました。事務所一同,深く感謝しております。今後とも法律事務所ながきをよろしくお願いいたします。
 さて,お盆休みに入りますが,みなさまはいかがお過ごしになる予定ですか。僕も,休み明けから頑張るために英気を養って来ようと思います*1

この半年を簡単に振り返ると

 さて,開業後約2ヶ月はトアロード法律事務所時代から続けていた仕事の整理に追われつつ,事務所の設備を整え,内々のルールや経営面での手続を平行していくという状況で,とにかく忙しく,毎日目が回りそうな時期でした。朝5時起きで6時には事務所で執務開始し,夜も7時までは帰れないというスケジュールが続きました。
 その後,2ヶ月目ころからは,古い仕事が少しずつ動いていく中で,新しいお客さんも増えていきました。4ヶ月目くらいまで順調に新受事件数が伸び,結局,仕事の量はちっとも減らない状態でした。
 4ヶ月目ころからしばらく新規の案件が全く来ない時期もありました。ちょっと心配しましたが,最近また新規の仕事や相談が増えて来つつあります*2
 なお,依頼がどこから来るか,給源を見てみると,現在のところ,やはり弁護士会や法テラス,これまでのお客様などからの紹介案件がほとんどです。当事務所は,飛び込みや一見さんをお断りしませんが,そのような形でアクセスされて相談や受任に至った方は,まだまだ少数です*3

秋以降の課題

 「事務所を知ってもらうこと」かな,と思います*4
 芦屋市には,当事務所の他に,JR芦屋駅前のくるみ法律事務所,阪神打出駅前の林法律事務所などがあります。3軒のうちでは,当事務所が一番の新参*5ですし,広報という面もしっかり考えないといけません。簡易型HPとして運用してきたこのブログも,どちらかというと僕の趣味や個人的な雑感で埋め尽くされており,業務案内とか広報としての役割はあまり果たせていません*6。そこで,業務案内関係の記事や情報を抜き出して,ホームページを作ってみようかと思っています*7。また,10月にはタウンページに当事務所の広告が小さくではありますが,掲載されます。
 もちろん,引き続き,研鑽を怠らず,依頼者の希望を真摯に受け止め,ねばり強く代理人や弁護人としての活動をすることも課題です。依頼者の良きアドバイザーでありたいと思っています。

展望

 愚直に仕事をしていればいい,というレベルの課題ではありませんので,一朝一夕に成果が出るとは思いません。地道に一つ一つの事件を処理していくことに加えて,いろいろな試行錯誤が必要なんだろうと思っています。大山滋郎弁護士の試みを参考にしながら,自分なりに頑張ってみるつもりです。自分の事務所を持って経営してみるということは得難い経験であり,イソ弁だったころには想像もつかなかった苦労と楽しさがありますが,これからどうなっていくのか,ワクワクしているというのが正直なところです。
 

*1:子供達に体力を吸い取られる可能性の方が高いですが,それはそれでまた楽し?!

*2:一年の内には,相談が減る時期って言うのはどうしてもあるみたいなので,余り気にしないようにしています

*3:ここはもっと増えてもらいたいと言うのが本音です

*4:最近,事務所から非常に近い地域のお客さんが来られたとき,「こんな近くに法律事務所があるなんて,知らなかった」と仰っていました。特段の広報手段をとっていないので,当たり前と言えば当たり前でしたが,事務所の内々の感覚がつかめてきたところですので,広報手段を考えて事務所へのアクセス経路をいくつか造っておかなければならないと思いました

*5:林先生は昨年10月,森川先生は今年の1月,僕が今年の2月なので,まあ余り変わらないともいえましょうが

*6:弁護士の人となりや,考え方,趣味などはよく分かっていただけるかもしれません

*7:丁度いいので,この夏休みに少し研究をしてみようと思っているところです