多国籍都市

東京を出て7年。変わったなあと思うことは、とにかく外国出身の方が増えてること。
昨日乗った山手線の車内だけ見ても、ジダン似のフランス人さんや、立派なヒゲをたくわえたイスラム系の留学生とか、インド系の女性、スティング風イギリスのおじさまとか*1。中国や韓国出身など、外見では区別不能な方も入れたら、かなりの割合かもしれません。もちろん、以前から外国人の方を見かけること自体は普通だったのですが、「東京で生活している」感を醸し出している外国人の方が多くなったように感じるのです*2
統計的なことはチェックしていませんが、外国の方が以前に比べて多数日本にやってきて生活するようになったのだとすれば、10年前に比べて日本は魅力的な国になったんでしょうか。海外に広く門戸を開くようになったでしょうか。もしかしたら、来日される方々の国の事情が変わったのかもしれませんね。いずれにしても、東京の多国籍都市化が進んでいるような気がします。そこからどんな文化が生まれ育っていくかとても興味があります*3

*1:他にも、小腹がすいたので入った品川駅構内のカレー屋では、イタリア人ぽいお兄さんが、カツカレーを旨そうにかっこんでいました。

*2:例えば、高田馬場か新大久保あたりから乗ってきたフランス系の男性は、バトミントンのラケットにリュックという軽装で、「新宿体育館でサークルの練習帰りだぜ。あ〜疲れた。帰りにコンビニとTSUTAYAに寄ってくか。なに借りっかな〜。」と思案しているようでした。また、目白で乗車したときには既に車内にいたインド系女性は、カジュアルな服装に池袋あたりのショップの袋をいくつか下げて、晩ご飯どうするか考えているような様子でした。イスラム系留学生は日本人の同級生と学祭の企画についてがやがや盛り上がっていました。外国人同士で固まって物珍しそうに周りを観ている、とか、俺たちバックパッカーです、みたいな人から感じる「観光中」オーラより、「生活中」オーラを出している人がたくさんいるな、という印象でした

*3:東京で生活するグルジア人映画監督が日本人俳優を起用した映画でロングランヒットを飛ばすとか、ジャニーズ事務所から多国籍アイドルグループがデビューしてバラエティ番組で活躍するとか、東京キー局が夜10時や7時のニュースのアンカーマンに日本人以外を起用するとか。。。<あぁ発想が貧困だ>。