存在の耐えられない軽さ
ある裁判所の待合室にて。一組の男女が並んで座っている。男性30代後半,女性20代後半くらいか。女性が当事者で調停をしているらしい。男性はどうやら司法○士らしい*1。話し方が耳に付く、ノリの軽いおじさんだ。若い女性の依頼者と楽しく会話している*2。会話が聞こえてくる*3
女「もう何いってんですかぁ(^^)。バシッ!*4」
男「あ、司法書士である僕に暴行を働いたな〜。訴えてやる〜。ツン!*5」
女「きゃ〜*6」
男「ハハハ。で、相手の弁護士なんていうの?」
女「わかんない〜。今日いきなり出てきたし。名前とか聞いていいの?」
男「名前聞いてきてよ。このPCでネットつないで調べてあげるよ*7。」
女「(調停委員から待ち時間を伝えられて)ちょっと時間かかるみたいだけど。」
男「それじゃ、ちょっとお茶しようよ。お茶〜」*8。
バラエティ番組のショートコントでも始まるのかと思いたくなる雰囲気。比較的重くて沈んだ空気が支配する調停の待合室*9で、このノリですから*10。KYってこういうのを言うんですかね。他の待合室利用者の視線は非常に冷たかったが、気づいていないか、気にしていないのか。。。。。
*1:家事手続では、当事者が代理人をつけるかどうかは自由ですが、司法書士は代理人にはなれません。代理人ではないので調停室には入れませんから、待合室で待機し戻ってきた当事者から室内の話を伝え聞いてアドバイスする契約のようです。
*2:見ようによってはイチャイチャしている感じ
*3:っていうか狭い待合室内。嫌でも耳に入ってくる。。。
*4:持っているファイルで相手を軽くはたく
*5:軽くボディタッチで反撃
*6:まんざらでもなさそう
*7:なぜか胸を張る
*8:楽しそうに連れ立って待合室を出て行く。。。
*9:いろいろ気を遣うのが普通ですけどね。依頼者との会話内容とか、記録の表紙にある依頼者名などが周りに見えないようにしたりとか
*10:若干脚色はいっていますが、実際とそう大差はないです