スポーツ代理人

　レギュラーシーズンもCSも終わり*1，日本シリーズこそまだ始まっていませんが，ストーブリーグの季節はもう始まっています。

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

　この本，以前にknollさんから奨められて読んだんだっけかな。ちょっと古くなりましたが，代理人業務を行うものとして見てもなかなか興味深い本です。この本に出てくるような大リーグのフロント*2やスポーツ代理人の活動は，日本でのそれとは大きく異なっていると思いますが，フロントの立場でも代理人の立場でも，契約当事者として気になる点，チェックしておくべき点というのは意外と同じだな，と感じました。代理人としては，選手のどのような点を評価し，スポットライトを当てて，球団との交渉に生かし，それをより有利な契約更改に結びつけていくか，と言うことを考えるわけで，そのパフォーマンス，交渉スタイルは異なるでしょうが，契約締結交渉という面は他の民事刑事事件の交渉と変わりないのだろうと思います。
　なお，蛇足ですが，「・・・・のだろう」と述べたとおり，僕自身は，まだプロ野球の契約更改交渉を含めたプロスポーツ選手の代理人業務を実際に担当したことはありません。一応，日本プロ野球選手会には代理人登録しているんですけれどもね〜*3。

*1:影ながら遠くから見守っている心の古里・横浜ベイスターズは，ふか〜い不振の海の底に沈んでおります。大矢監督にはがんばってもらいたいです。。。でも在任期間中には芽が出ないのが大矢さん。また権藤監督にでも禅譲したとたん強くなったりして・・・ってそれはないか

*2:アスレチックスのGMが主に登場します。

*3:古田選手（当時）の記名入り，認定書みたいなのが事務所にある。←それだけでもちょっとうれしかったりする。