離婚事件

パートナーとの関係を見直す

 離婚事件は、それまで夫婦として互いにパートナーの関係にあった人同士がその関係を見直す手続きです。離婚の成立を希望される方は、パートナーとの法律上の関係を解いて、それぞれの道を歩むことを目標としますし、離婚を切り出されたがこれに応じたくない方も、相手とのかかわり方を否が応でも変えなければならないでしょう。いずれにせよ、離婚事件に直面した方にとって、それは人生の転機であり、一人で対処するのは相当大変なことだと思います。

離婚事件について弁護士に相談してください。

 離婚事件に含まれる法律問題は多岐にわたっており、それぞれに法律の条文だけを見ていても分らない要素が含まれています。また、普段は冷静に物事を判断できる方でも、こと離婚問題となると冷静な判断や行動が難しいこともあります。弁護士は代理人としてあなたとともに離婚事件に向き合い、考え、励まし、時には専門家として言いにくいことをも申し上げながら一緒に進んでいきます*1。是非、おひとりで悩んだりすることなく、弁護士に相談してください。相談先は、弁護士会や法テラスなどの常設相談場所でも,市役所などの相談でも,僕の事務所でも大丈夫です。まずは、相談からはじめてみてはいかがでしょうか。

*1:どの事件でもそうですが、特に離婚事件では、ご本人の自己決定が重要です。弁護士の立場も、いわゆる「全権大使」といったものではなく、「軍事参謀」のような立場に近いものだとご理解ください。このことは、たとえば、弁護士を選任していても調停には本人が原則出頭しなければならないことなどからもお分かりいただけると思います