武蔵生に戻った半日
母校・武蔵高校の1年生お二人と半日を過ごしました。
彼らは、将来、法曹を志しているようで、夏休みを利用して法律事務所の仕事を見てみたいということで、神戸に来たようです。
1週間の予定で滞在し、木曜日までは神戸の弁護士事務所で、裁判員裁判の傍聴や、ホームレスの方たちのテントを夜回りして行う相談に立ち会ったりしたそうです。僕のところで見学をするのは、今日の午前中だけでしたが、僕の担当している民事裁判2件の傍聴をしてもらい、その後は、事務所で懇談し、お昼ご飯をご一緒して別れました。
後輩二人と話をしてみた印象は「とても冷静に観察しているな」というものでした。裁判員裁判での関係者の言動をよく見て、率直な感想を述べたところ、僕の法廷活動でも些細なことを含めてよく気づいていたことなど、感心させられました。また、互いの感想を素直に提示しあい、安易に迎合せず、さまざまな見方をテーブルの上に載せるような会話ができていて、いい友人関係・学生関係のようなものが垣間見えました。お二人には、これからも志を大切にして、前へ進んでいってもらいたいです。遠く関西からささやかなエールを送っておきたいと思います。
なお、ずいぶんご無沙汰している母校の様子や、学生街江古田の状況を聞くことができて、僕としても、とても楽しかったです。自分が高校生のころに感じていたこと、考えていたことと似ているところも、違っているところもありますが、おじさんにとってはいい刺激になりました。ありがとうございました>お二人。