独房に二人収容?!

いよいよ過剰収容・過剰拘禁の時代になってきています。この事件なんかは、収容方法と無関係ではないでしょう。刑務官の数が足りないと言う話もあり、政府の公務員削減目標に対して法務省は抵抗しているというような話しもあったかと思います。この治安状況で法務警察関係の予算や人員を減らすのはちょっと問題あるのかなと感じています。

神戸刑務所:同房の男が暴行、服役の男性死亡
 神戸刑務所(兵庫県明石市)は5日、服役中の50歳代の男性が、同房の50歳代の男に顔などを殴られた後に死亡したと発表した。
 同刑務所によると、3日午後11時50分ごろ、男性が男に暴行を受けているのを巡回中の刑務官が発見。当直の准看護師が手当てし、意識もあり自分で歩けたため、別々の独居房に移し、そのまま就寝させた。翌朝になり、男性が起床時刻になっても起きてこないため刑務官が確認すると、布団の中で意識を失っていたという。市内の病院に運んだが、急性硬膜下血腫で死亡。同刑務所は4日、神戸地検と県警明石署に通報した。
 同刑務所は収容率が120%を超えており、2人は2日から同じ独居房に収容されていた。
 同刑務所は「現段階で暴行と死亡の因果関係は分からない。刑務所側の対応に問題はなかった。今後、調査を続ける」としている。【武内彩】

毎日新聞 2006年5月7日 東京朝刊