広島ヒロシマ

あの日,閃光と爆風が走り抜けたヒロシマの街に一度は訪れてみたいと思っています。人や物を焼き尽くし,影だけを地面に焼き付けたその惨事の爪痕を感じておきたいのです。最近,いろいろな事件にふれて思うのは,感受性のことです。悲しいことを悲しいと感じること,つらいことをつらいと感じることは当たり前のようで,当たり前ではなくなっているのかもしれません。誰もがそういったものから逃避しようとして意外にも逃避できてしまっているのでしょうか。悲しい話,つらい記憶,から目を背けずに年に一度くらい直視してみようと思います。