フリーター雇用

企業は若年層の正規社員を採用したいと考えているようですが,フリーターは敬遠したいようです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060824k0000m020082000c.html

フリーター:大半の経営者が採用に消極的 経団連調査
 景気回復などに伴い人材不足の課題を抱える企業が急増しているにもかかわらず、大半の経営者は「フリーター」の採用に消極的であることが、日本経団連の実施した経営者アンケートで明らかになった。(中略)フリーターの採用については、「採用しない」が24.3%、「採用には消極的だが、経験・能力次第では採用したい」が64%で、「積極的に採用したい」と答えた企業はわずか1.6%にとどまった。内閣府の調査では、若年層のフリーターは90年の183万人から01年には417万人に急増し、うち7割超が正規雇用を希望している。【斉藤信宏】

毎日新聞 2006年8月23日 19時59分

確かに,ころころと勤務先を変えている人は企業の人事担当者に受けが悪そうですよね。フリーターの良さは「多様な経験」ができることで,終身雇用に縛られない自由な生き方の現れだとは思いますが,中には「短期」「高収入」という要素のみを重視して職を転々としている人も見受けられます。いろいろな経験を自分の肥やしにしようとしているならまだしも,展望があるのかないのか分からないような人もいます。ふたを開けてみなければ分からない人事の世界,フリーター採用には二の足を踏んでしまうという企業の考え方にも一理はあるような気がします。