高いところから少子化を考える

阪高裁より


今、大阪高裁の12階から窓の下を見下ろしてます。2年近く係争している損害賠償請求訴訟の和解を待っています。今日で話し合いがまとまりそうで,安堵しています。

あ,小学校が見えます。

さて,窓の外を見ると,西天満の小学校が運動会の準備、予行演習をしているみたいです。都会の学校だからか、校庭も校舎も小さく、生徒も少なさそう。ベビーブーム世代の僕達が40人学級、学年200人規模の学校*1にいたことを思うと随分な違いです。自分に子供がいるからかも知れませんが、子供いる所には、元気、活気があるように感じます。政府が少子化対策に力を入れてくれるといいな、と思います。

そういえば,前から思っていたのですが

少子化について,さらに雑感。少子化少子化といわれる割には,街に子供がいることはいるのです。でも,社会の富裕層,インテリ層と言われるところには子供が少ない。上の世代から教育コストをかけてもらい,教養を身につけた人たちが子供を持とうとしないのはなぜか,どうすれば子供を持とうと思うのか,そのあたりから考える必要があると思います。単に,「出産したら費用は国が相当援助しますよ」とかの経済的援助策*2ばかりでは,本当に子供が減っている層で少子化を解消していくことは困難ではないでしょうか。

*1:東京のベッドタウン,狛江市。日本で3番目に面積の小さい市なのに、同じ規模の小学校が8つもありました

*2:今だって,国民健康保険に入っていれば事後的にではありますが,30万の助成は受けられます。愛育病院とかでセレブ出産でもしない限り,30万円あればかなりのありがたみがあると思います