怒り

弁護士として交渉ごとをしていると、怒りに直面することはしょっちゅうです。僕のする提案、僕の話し方、僕の背後にみえる(らしい)依頼人の顔、など怒りを誘発するポイントは様々です。しかし、こと交渉事においては本気で怒っても百害あって一理なしです。冷静な判断のために利用すべき脳の領域を怒りが占めてしまうように思います。周りが見えないという状況は、焦りや疲れとかだけでなく、怒りによっても作出されるのです。ところで、怒りにもいろいろありますが、よく直面するタイプには、プライドに起因する怒りがあるような気がします。俺はこう扱われるべきなのに、それだけの対応を受けていない!というもの。主観的な期待値と現実とのギャップに怒るんです。続く、、、