裁判官交代の季節

 4月は裁判官交代の季節。係属中の事件の担当裁判官が交代することになると、色々困ったり嬉しかったりあります。
 先日も、朝から午後にかけて、地裁尼崎支部で3件の裁判期日が入っていましたが、全て,担当裁判官が交代していました。弁論での話振りから、有利な心証が推測されていた件なら、次の裁判官の考えが変わらないか心配ですし、それまで不利な流れであれば巻き返しを期します。自分の担当事件の裁判官の顔ぶれはかなり気になります。
 また、当地の裁判官が大学や高校の同窓生だった場合には,別の角度から異動の時期が待ち遠しかったりします。裁判官の数は少ないですから,自分が代理人になっている事件の担当裁判官が知り合い,ってことはざらにあります。そうなると,晩などに一緒に大っぴらに飲み歩いたりもなかなかできませんから*1、異動時期が懇親のいいタイミングになったりします。
 各前任裁判官の新任地でのご活躍を祈念いたします*2

*1:特に地方では,繁華街の範囲も店の数も比較的少ないので,当事者と裁判官と弁護士が店で鉢合わせなんて事もあったりして。。

*2:そして,願わくば,新任裁判官達ととの相性が悪くなりませんように