労働問題の相談が増えてます

 最近,労働関係の問題の相談が増えているような気がします。
 これまで,消費者金融関係の過払金請求事件が激増していましたが,あと数年でこの分野が縮小傾向になったあとは,労働関係の事件が増えるはずだ,という同業者の予測もあるようです。特に,中小企業での労働問題は,根が深いものが多く,法的権利義務と実際の運用が相当かけ離れている*1ようですから,社会問題,政治問題としてそのようなことが扱われると同時に,法的権利義務の実現という意味でも労使双方からの相談が増えていくかもしれません。
 当事務所でも,年次有給休暇取得による不利益処分を争って損害賠償を実現した事例(労働者側),団体交渉を行って解雇問題を整理した事例(使用者側),団体交渉を行って職場環境の改善について前向きな合意をした事例(使用者側),懲戒解雇の効力を争った事例(労働者側)など,最近相談が増えてきているところです。
 労働法についての研鑽も怠れませんね。。。。。

*1:解雇にまつわる問題,時間外賃金の問題,年次有給休暇の扱い,産休育休取得時の不利益取扱の問題などなど