内外で銃禍

アメリカでは大学で32人の学生・教授が銃殺され、日本では市長選のまっただ中に現職の候補者が銃撃され生死の境を彷徨っています。

米銃乱射:容疑者は同大在籍の韓国出身学生 計画的犯行か
ブラックスバーグ(米バージニア州西部)和田浩明】米バージニア工科大学で32人が射殺され15人以上が負傷した銃乱射事件で、同大は17日記者会見し、容疑者が同大4年に在籍する韓国出身のチョ・スンフィ(23)という男だったと明らかにした。(中略)同大によると、チョ容疑者は同大の寮に住んでいた。英語を専攻していた。1人でいることが多く、友人もいないようだったという。毎日新聞 2007年4月17日 21時58分

亡くなられた32人の冥福をお祈りします。

長崎市長:銃撃され心肺停止…選挙事務所前 組幹部を逮捕
 長崎市伊藤一長市長 17日午後7時50分ごろ、長崎市大黒町のJR長崎駅前で、同市の伊藤一長(いっちょう)市長(61)が男に撃たれた。伊藤市長は救急車で同市の長崎大付属病院に運ばれたが、容体は心肺停止状態。男は現場付近で市民に取り押さえられ、長崎県警が殺人未遂容疑で逮捕した。「市長を撃った。殺すつもりだった」などと殺意を認める供述をしているという。毎日新聞 2007年4月17日 20時22分

長崎市長が一命を取り留めることを切にお祈りします。


 殺し、殺そうとした人数もその動機も関係ありません。ただ、人を殺すというその行為に対して強い抗議の気持ちを禁じ得ません。そして、その道具として用いられたのは、両事件ともに「銃器」です。自分の主張や希望を言葉で語らず、銃で黙らせて押し通し実現する。そんなテロリズムの時代に生きているということが改めて実感させられる事件でした。歴史を振り返ってみて、そんな時代があったように思うのですが気のせいでしょうか。

 追記:伊藤市長が亡くなりました。大変残念です。ご冥福をお祈りします。