再会

 否認事件で一緒に戦った被告人と偶然再会しました。その事件は、公訴事実の存否を否認するなどして争いましたが、結局被告人の言い分は聞き入れられず、公訴事実をそのまま認定されてしまった案件でした。確定した量刑は比較的軽かったという記憶ですが、実刑でしたから服役した被告人のその後は気になっていました。
 今日、出逢った被告人は拘置所で見ていたときより健康を回復しており、身内の方と楽しく買い物をしておられ、立派に社会復帰されていました。なにより、どちらからともなく挨拶があり、前向きに生きている様子が感じられたので、とても嬉しい思いがしました。刑事事件をやってて良かったと思う瞬間でもあります。