先輩弁護士の訃報

40歳になったばかり、働き盛りの先輩が白血病で亡くなられました。亡くなられたN先生とは通勤電車が一緒だったので、独立する前は度々顔を合わせて挨拶していました。昨夏くらいから体調を崩されていたのかあまりお姿を見ることが亡くなり、僕の方も独立に向けて忙しくなり始めており、気が付かないまま今日を迎えてしまいました。
 昨夜、神戸のモダン寺(本願寺別院)でお通夜があり、弁護士会関係を始め多数の方が集まって故人の冥福を祈りました。お焼香の後、ご親族に挨拶申し上げましたが、お子さんもまだ幼い様子で、他人事とも思えませんでした。病魔はいつ誰におそってくるか分からないもので、防ぎようのないことでもありますが、やはり亡くなった方が若いと驚きや感傷もまた大きいように感じています。
 ところで、お通夜に来ていた弁護士を見る限り、神戸の主立った弁護士は相当数馳せ参じていたように思います。受付などでは、弁護士会の職印も相当数出て、お手伝いをしていたようです。弁護士会としての結びつき、一体感が感じられる今でこそ、まだ会員が亡くなった事実は、弁護士会からFAXで全会員に伝えられ、その晩には会員の多数が集まって仲間の死を悼むことが出来ています。これから会員が増えて行ったら、そして、そもそも弁護士会なんてものがなくなってしまったら、単なる同業他社の死に還元されてしまうのかな、と。東京とか大きい単位会では会員死亡の連絡とかあるのかな、と。色々寂しい物思いにふけってるところです。