強制執行事件
法的な権利は確定した。でも、実現できていない・・・・
訴訟や調停・審判など法的な手続をとり、もしくは公正証書などを作成して、その結果として一定の権利が認められた方に関連する業務です。
ご存知のとおり、権利が確定したからといって、それが現実のものとなるかどうかは別問題です。裁判所は権利の存在を判決という書面で明らかにはしてくれますが、その実現まで保証してくれるわけではありません。あなたの相手方が、裁判の結果に従って任意に履行をしてくれなければ、権利が実現されない場合がたくさんあるのです*1、*2。
このようなときに、「強制執行」という選択肢があります。強制執行は、民事執行法などの法律の定めに従って、相手の財産から貴方の権利を実現する方法です。
強制執行についても弁護士に相談してください。
権利実現のためにどのような手段があるか、そのケースでその方法が使えるかなどについて、弁護士は法律相談を提供しています。
例によって、相談するのはどこでも結構です。弁護士会や法テラスなどの常設相談場所でも,市役所などの相談でも,僕の事務所でも大丈夫です。
権利を確定させるところまでは頑張ってみたけれど、せっかく確定した権利が実現できないことに無力感を感じ、そこで立ち止まってしまう方が多いのが残念です。確かに、相手の資力など諸条件を総合検討しても、やはり回収不能というケースも多いのですが、試してみなければ分からないこともあります。まずは、相談からはじめてみてはいかがでしょうか。