お疲れ様

某有名事件の差戻審で論告がありましたが、これと日を同じくして、いまや有名弁護士の仲間入りをした今枝仁さんが弁護人を電撃解任されたというニュースも入ってきました。今枝弁護士の刑事弁護活動については賛否両論があり、弁護団内部でも、橋下弁護士との間でも色々論争があるようですが、まずは「お疲れ様」という感想です*1。今枝弁護士のブログ*2を読みましたが、この事件に対する彼の思い入れと考え方は十二分に伝わってきますし、元検事という経歴に胡座をかかず、刑事弁護のあるべき姿を国民に訴え、新しい技法*3を試行錯誤した今回の事件での活動は、とても意義があることだったと思います。道半ばにして解任されたことで相当残念な思いも抱えておられると思いますが、しばらくは他の事件処理をしながらリハビリして、くさることなくますます活躍して頂きたいと思っています。

*1:直接の面識はありませんが、今枝弁護士はどうやら司法修習同期であり、所属も隣のクラスだったらしいです

*2:内容にも共感を覚えますが、サブタイトル?に”I am a father”とあるところが、なかなか。

*3:特に被害者との関係性、マスコミとの付き合い方、情報の発信方法などについて